中級者になりきれない人間が陥りがちなのが「こうあるべき」とか「これはダメ」っていう固定観念。
これに囚われていると、何戦やっても上達できない。
回数重ねると上達するのは当然だけど、試行錯誤ってのも重要。
buildやskillの取り方にしても「これ!」って決め付けずに色々試すのは非常に大切である。ただ、buildに関してはプロなんかのを見ることで解決はできるが、立ち回り等について「自力で固定観念を打破」することは難しい。
では実際にjunglerを例にとってみていこう。
例えばgankという言葉に囚われてしまって、「gank自体が目的になっているjungler」は居ないだろうか。
目的と手段を履き違えると、勝てる試合を落としたりすることも有る。
junglerの目的はkillでは無い。というか、
そもそもこのゲームにおいてkillというのは手段であって目的ではない。
「killによって得られる何か」こそが、ゲームを勝利に導くものである、という事を失念していないだろうか。
こういった固定観念が「おい、ひたすらpushしてんじゃねーよ」とかいう発言を呼んだり、無茶なタワーダイブを招いたりするわけである。
さて、このゲームに勝つには「タワー・インヒビ・ネクサス」これらを破壊せねばならない。
破壊する為には敵を倒すのが近道ではあるが、
別に敵と戦わなくても、敵が居ない間に破壊してしまっても構わない。
効率のいいほうを選べばいいだけである。
そして、もし敵と殴りあうとなった場合に重要なのが、装備であり、lv差である。
装備を買うためにはgoldが必要だが、もし自分にいい装備がなくとも、敵の装備がさらにひどいなら勝てる事もある。
という風に考えると「gold差をつけていくことで、戦力差を広げていくことができる」という考えに至るわけである。
さて、ここで先ほどのgankに話を戻す。
gankの目的は「味方と敵の差を広げること」である。差というのは、大きく分けるとgoldと経験値の差。両方を取らせない簡単な方法がkillであるが、別に追い返しても構わないわけである。
また、ここで更に一つ初心者が陥りがちな罠があるのだが、「そもそも、君はそのレーンへgankに行く必要があるのか?」。
あなたがそのレーンへgankに行くことにどんな意味があるのか。既にそのレーンでの差が広がっているのなら、敢えてそこへ行かずとも別のレーンへいけばいい。
「あながたgankへ向かっているレーンは果たして助けが必要なレーンなのか?」
これをしっかり把握した上でgankへ向かおう。
そして、「そのgankによって得られるモノは何か?」。これを理解することも重要。
このゲームの流れを簡潔に書くと、以下のようになる。
①行為/行動 → ②その結果得た有利を広げていく → ③ネクサス破壊or サレンダー →④「勝利!」
問題なのは「④という目的」を達成する為の「③を実現する方法」。手段は何でもいい。
この目的に達成する為に、あれやってこれをして・・・と組み立てて考えて行くことが所謂「ゲームメイク」というやつ。
junglerが問われるのはこのゲームメイクの能力である。
PR